住宅医スクール2017 第5回の報告(東京 防火・設備・高齢者)

住宅医スクール2017 東京 (第5回:10/12)
10月12日に東京で第5回(防火・設備・高齢者)が開催されました。
■第1講義
・防火の事についで改修で深く考えてなかったので、非常に興味深かったです。準防火地域での仕事が多いので、開口部、内装など、色々参考にさせて頂きます。
・いつも家づくりの会の防火木建を知らしめてくださって多謝。実験をもっと見たい。
・普段の業務ではあまり気にしていなかった防火性能ですが、今日の講義を聞いたことで、今後はお施主様への説明等、行っていこうと思いました。
・防火については2回目でしたが、新しい話も聞けて大変参考になりました。
・防災に対する考え方、意義、改修に限らず、非常に勉強になりました。
・防災について、実験映像で予想と異なる結果を見せて頂けた。貴重な画を有難うございます。改修の計画の段階で、どこまで防火性能を確保するかを考えられず、実施に至らないこともありましたので、本日の講義の理解を深めて、個別のケースによる優先事項を提示できるように努めたいと思います。
・安井先生の講義は何度か受けていますが、今回も糸魚川の事例等でとてもわかりやすかったです。燃え抜けないことを今後常に意識していこうと思いました。
・防火について非常に分かり易くおもしろかったです。木は燃えても裏が熱くないとか木の格子が防火に役立つとか、以外に思えることがたくさんありました。実験をたくさん見せてもらえて説得力がありました。
・防火について、全く意識を変えさせられた様な、とても有意義な講義でした。リノベーションは、日常を快適にするために、+非日常を最悪のものにしないために、というお話は強く心に留めるべき言葉だと思いました。今までの講義の主なもの(構造、耐震、劣化対策、シロアリ対策、、)が正に生活をする上では無意識下に沈む非日常時の性能を担保するものであるから、この考えが、意識こそ、住宅医に必須なものではないかと思うに至りました。
・火災非難の時間を念頭において材料を選ぶということ、具体的によく分かりました。
・防火という視点に関して、確かに改修工事において優先される項目にはならないことをあらためて気づきました。実際の火災実験の映像は迫力があり、設計に関わるものとして責任を感じました。具体的な改修事例、詳細、素材の選定、といった内容を伺いたいと思いました。
・木の壁があれほど燃え広がりにくく熱くならないということ、面格子の効果など、たいへん勉強になりました。おしゃべりもユニークで楽しい講義でした。
・火災の話は、はじめて知ることも多く、とても興味深かった。
■第2講義
・設備系を設計の中で取り込む時、いつも迷うことが多いです。今回の講義で回答が頂けた部分が多かったです。
・はじめての設備講義で有意義だった。設備配管を建物内に取り込む時のアリ対策が知りたい。排水管、土台上から取り込んでます(基礎もスラブも土台も穴開けたくないので)。
・設備の講義も、あいまいになっていた知識、理解を再認識できました。
・設備設計、業者さんに質問してしまう事が多いので、講義を復習します。
・設備について知っていたけれどあいまいだったことについて詳しく知ることができて良かったです。
・普段の設備設計やアフター点検のおさらいという感じでした。熊本の被害の話も掘り下げて、改修復旧の事例などあれば聞きたかったです。
・給排水設備の入門テキストのようなお話で、少しつまらなかったかな、、。やはり改修の現場での対応例、それもその後の20~30年を見据えた時の理想的な指針と経済性をも含めた現実的な解法を事例としてたくさん示してほしかったです。つくづく思うに、建築の仕事は各要素の専門領域のせめぎ合い、矛盾をどう解決するか、コンダクトしてある最終解に導くのかというところに大きな本質の一つがあると思います。なので各領域で、その専門の立場の方から、絶対的な理想の解はこれだ、という話を明示してもらえないと、他の領域とぶつかり合ってくる部分が浮かび上がってこないように思います。逆にこのようなアプローチを取り入れてもらえれば(特に改修ではそれが山ほどに生まれるはずなのですから)議論もいっそう活発になるのではと考えております。
・質問された内容で講義が進んでいましたが、もっと基本的な話、実務的な話でも良かった。自分は前に管メーカーの講義を受けたが、とても良い講習だった。きっと同じようなことをできるのでは。
・メンテナンス優先の計画が必要であると再確認できた。
・工事の方のお話でとても分かり易かったです。勾配をつければよいわけではない、ということ、確かにそうだな~、と改めて気づきました。
・設備はいつも実務で不安や不明なことが多く、とてもありがたい講義でした。我が家の水漏れの原因がなんとなく分かりました。
・何か1物件まとめての改修事例の実例も聞けるとよかった。
■第3講義
・高齢社会へ向けて、設計者も向き合わないといけないことを理解しました。
・ひたすら文字とお話だったので頭に入りにくかった。P19~改修のポイントを、事例をみながら解説して頂ければ、より実践的な知識が理解しやすいと思う。
・第3講義のテキストが黒い背景に白文字だが、メモ書きをしても見えにくいので、背景は白くしてほしい。住宅改修におけるチェックポイントについて、時間をきちんととってほしかった。
・介護の改修については、工事中の対応について等、深く知りたいことも出てきました。
・高齢者対象の改修につきましては、障碍者ではない、一般的な高齢者への有意義な改修等も講義頂きたいと思います。
・溝口さんのお話で、建築士も医療や体の知識、OT、PTとの連携の話があったことはとても良かったと思う。(上記の不足の状態での改修は危険なため)また、利用者の状況や話を聞くことの大切さを伝えているのも良かった。
・進行して将来が見えない状態ですので、元気なうちにどの程度の住宅の用意をするべきか難しいですが、紹介された本を拝読したいです。有難うございました。)
・福祉、介護関連は、福住2級も取得し以前から関心を持ってきた分野ですが、最近、同居義父の介護で実際にケアマネさんや包括センターと直接かかわった直後に今回の講義を受講できたので、より実感として内容を理解することができました。神奈川士会の講習会で溝口先生の会社の方にお世話になったこともあり、先生のお名前は存じ上げていたので、今回お話を聞く機会が得られたのもうれしかったです。
・座学的なことに90分はもったいなかったです。大事な基本かもしれませんが、この時代に生きて設計していたら学んでいる事。もっと先生ならではの実践や経験をたくさん聞きたかったです。
・新聞の日曜版の特集を読んでいるような講義でした。
・ケアマネ、リハ職、建築士、施工業者の協働をしていく上での問題点の解決策案まで聞けるとありがたかった。住宅改修のチェックポイント、福祉用具、介護保険の表は助かります。
・住宅における介護ということ、具体的な事例を見せて頂いて、プランニングの考え方、とても参考になりました。先生が生活者の方とプランを作り上げる過程は、一般の住宅でも同じだなと感じます。
・介護支援と生活支援の意味の違いに気づきました。生活支援、大事ですね。
■第4講義
・高齢者対応をテーマとした内容を聞きたかった。最後の方、声がよく聞こえませんでした。
・いろんな手法や対応がみられて、自分の介護の経験を思い出しつつ、興味深く聞かせて頂きました。
・今まで出会ったこともないようなシビアな、かつ身体的な事例に、演習の時間を取ってもらえたのが良かったです。
・いい講義でした。介護福祉コーィネーターの勉強をしようと思いました。いろいろ考えさせられました。
・演習のあと、先生の提案はとても興味深いと思った。
■講義全般
・毎回もりだくさんの内容で有意義です。今度、弱電、ネット環境の電気設備の講義も希望します。
・関係されている人達がみな丁寧かつ新設で、いつも頭が下がります。いつもありがとう存じます。
・講師の方の声が小さくて聞こえないことがあるので、次回からご配慮頂けるとありがたいです。
・カラーテキストが増えて見やすいです。しかしバックが黒や紺の場合、メモが取りにくいので、印刷時に余白をつくってもらえると助かります(テキスト、PPTは講師の先生のフォーマットだと思うので、余白が多めにあるだけでいいです)。
→(事務局より)申し訳ありません。モノクロ反転にて印刷するように注意します。他会場バージョンでは修正しますので、必要でしたら事務局までお声がけ下さい。
・講師の方に、無意識にマイクを外してしまっている時に、マイクを使うように促してもらえると助かります。
・事例を多く見せて頂き大変勉強になりました。
・背景が黒いシートだと(印刷も大変かと思いますが)、書き込みができないですね(第3講義)。この住宅医も後半に入ったと聞いて、とてもさみしい気持ちになりました。ようやく慣れてきたのに、あっという間に終わってしまうようで。各分野のすばらしい専門の先生のお話は本当にありがたいです。もっと早くにスクールを受けてれば良かったって思う事多々です。
・防火、設備、要介護住宅など、どれも改修だけではなく新築の計画にとっても大切なことで大変勉強になりました。普段は新築物件のみなので、、