住宅医スクールとは

量から質へ。優良な住宅ストック社会の構築が求められる中、既存住宅の調査・診断・改修設計・施工・維持管理等の基礎から実践までを学ぶためのスクールです。英国の建築病理学を参考に、2006年に岐阜県立森林文化アカデミーで開講した「木造建築病理学講座」の内容を元にして、2009年に名古屋で開校しました。主に建築実務者を対象に 、現在は、東京・大阪 で毎年開講しています。
既存住宅の調査・診断・改修設計・施工・維持管理等の技術はまだ発展途上ですが、地域の住まいのドクターである「住宅医」を育成し、住宅医スクールを通じて住宅医のスキルアップを継続することで、優良な住宅ストック社会の構築へ貢献することを目的としています。

全24 の必須講義

講義内容は、技術の向上や社会のニーズに応じて随時改良していきますが、現在は構造・温熱・省エネ・高齢者・防火・耐久性等、24の必須講義から構成されています。
すべての必須講義を受講された方には、住宅医スクール修了生として、修了証を発行しています。 また、住宅医や住宅医修了生が手掛ける改修物件の建物調査サポートも実施しています(状況に応じて、不定期)。住宅医スクール受講生の方々にも、実習の場として積極的に参加してもらうことで、調査診断技術の向上に努めています。

既存住宅改修の実践

既存住宅の調査診断や改修は、多様かつ柔軟な知識・技術・対応が求められます。住宅医協会では机上の知識だけでなく実践力も重視してるため、住宅医スクール修了後の改修業務において、スクールで得た知識や技術を用いて既存住宅の調査診断から改修まで実践できるよう、様々なサポートを実施しています。調査診断のための建物調査については、他の住宅医や住宅医修了生、住宅医スクール受講生も参加できるよう、各地の住宅医ネットワークにより調整しています。

住宅医検定会~住宅医の認定

毎年各会場にて、住宅医修了生を対象に改修物件のプレゼンテーションを行う「住宅医検定会」を開催しています。検定会ではスクール講師協会理事等が審査員となり、住宅医としての実践力を総合的に判定します。住宅医検定会に合格された方は、建築士であること、及び一般社団法人住宅医協会の正会員として入会することを条件として、「住宅医」に認定されます。
住宅医は実務者の育成や活動の普及を目的とした一般社団法人住宅医協会による認定です。より多くの住宅医を生み出すことで、各地の住宅ストックの問題解決に寄与したいと考えています。