住宅医スクール2018 第1回の報告(東京 住宅医概論)

住宅医スクール2018 東京 (第1回:6/7)
6月7日に東京で第1回が開催されました。いよいよ東京を皮切りに全国3箇所でスタートします。
第1回目は、「住宅医概論」
住宅医スクールの元となった木造建築病理学から、調査診断、改修事例まで概論の講義とともに、
第4講義では現役住宅医による改修実践の話をお届けしました。

住宅医スクールが始まります。このスタイルで4年目突入です。
 

第1講義は、三澤先生による「木造建築病理学の必要性」
☆個別アンケートより☆
・木造建築病理学から住宅医スクール設立への流れの話、三澤先生の熱意を感じることができてよかったです。

 
第2講義は、東京スクールの校長でもある滝口先生による「建物調査と報告書の作成」
☆個別アンケートより☆
・サーモカメラで筋交いだけ見るのであれば、筋交いセンサーを借りるのも1つの手かと思いましたが、
 新しい野帳、チェック式は使いやすくわかりやすい印象です。
 

第3講義は、豊田先生による「木造建築病理学の実践」
☆個別アンケートより☆
・木小舞+羊毛での新たしい土壁の考え方、とてもすばらしいです。
まちやこあ、ガラス面ソーラーが実現できればよかったですが残念です。
エアロゲル三和土、真空断熱材は使ってみたいと思いました。
 



第4講義は、田村さん、酒井さん、滝川さんによる各住宅医が手がけた改修事例の発表。
どのようにして進めたか、苦労した点、工夫した点などを語っていただきました。
☆個別アンケートより☆
田村さん、改善内容が非常にわかりやすい説明でした。厳しい予算の中で取捨選択しつつ工夫していく点について勉強になりました。
酒井さん、1000万円の中で性能向上いかにしていくのか、試行錯誤している様子勉強になりました。
滝川さん、熊本地震のボランティア調査を経てプランをやりなおして1.0→1.5上部構造評点をあげている、
気持ちをひきしめながら拝聴しました。
 

最後は、恒例の懇親会。講師との話や同期との情報交換に繋がります。次回からは個別講座。
どうぞお楽しみに。
☆全体アンケートより抜粋☆
・OBこそ第1回は再受講すべきと実感しました。
・6項目のバランス、レーダーチャート、お客様との話し合い問診などポイントを具体的に聞かせていただいて大変良かったです。
・住宅改修のあるべき姿勢が学べるとても勉強になるスクールだと感じた。時間をかけた状況調査でも把握しきれないことの難しさもしれて、不具合に対する改修計画の幅広さがあることを知り、いい勉強になりました。今後のスクール講義で劣化や構造欠損などの具体的な対応をもう少し途中画像や解説などで理解を深めていきたいです。
・とてもわかりやすく具体的なお話をお聞きできて勉強になりました。疑問に思っていることなど理解できました(少しずつですが)新築よりも調査の重要性を感じ、これからリフォームをやる際には実践していきたいと思います。
 
また下記ご意見等もいただきました。
・事例実習的に先輩方の取り組みをみてみたいです
・実技講習なども必要項目としてほしい
・改修コストについてもっと深く知りたいです。事例+コスト(具体的な)をセットで聞く機会がほしいです
・受講生を含めて意見交換できるネット上の掲示板等などがあればよいかと思いました
・30分早く始めることは難しいのでしょうか。内容が濃いのできちんと質疑の時間が取れるのが良いかと思う
・出入り口が1箇所なのでしかも前方でトイレに行きにくいです。講義の時間が長いのでご配慮いただけるとありがたいです
~事務局より~
会場の照明や入り口の問題は複数ご意見いただきました。第3回より3階に変更します。
調査実践等は随時通信で調査員の募集等あれば告知いたします。
講義の内容等のご意見は、後半の講師で可能なものがあれば取り入れられるものは対処いたします。
また、掲示板の件などご意見ありがとうございます。検討させていただきます。