各地の住宅医の日々No.18 横浜から、西方ドライブ(~東海道中・3県往来~)

小野 雅之 ( 住宅医 / 一級建築士事務所小野育代建築設計事務所 / 神奈川県 ) 

私が住宅医東京スクールに通ったのが2011年で、東日本大震災があった年ですので、早いもので12年程たちます。現在も住宅医の習いで、詳細調査の他、自治体の耐震診断や木材劣化診断など、各種の調査業務をおこなっています。


小屋裏内部の調査


木材劣化(レジストグラフ)診断


改修中の横浜の現場

ところで、私が神奈川県横浜市に定住し30年以上になりますが、地元は愛知県岡崎市です。そこで帰省の際は「神奈川→静岡→愛知」と3県を行き来しています。距離にして300kmありますので、車ですと基本、高速道路で往来します。
ただ東名高速道路は、神奈川県内で結構渋滞するので、時間に余裕があるときは、海沿いの一般道(国道1号線)を走ることもあります。
全て一般道ですと、正味7〜8時間程かかり、このルートは、いわゆる東海道を走るイメージとなります。
このルートのあらましですが、自宅がある横浜市街を抜けて湘南の海岸線に出て、相模湾の海を眺めながら西に走り、小田原・箱根に到り、箱根の山道を登り、芦ノ湖の脇を下ると、相模湾と伊豆半島が見えはじめます。そして三島大社の脇を通過し、沼津市内に入ると、多少渋滞します。富士市以後はスイスイ走りますが、調子に載っていると覆面パトに捕まります。藤枝市島田市あたりで山間部を走り、一車線となると再び渋滞がはじまります。という感じで、静岡県内の交通事情にも多少詳しくなってます。途中、(富士や掛川の)道の駅もあり、まさに “東海道中” の様相です。


富士・道の駅

静岡県内は、富士川・安倍川・大井川・天竜川など一級河川を順次渡り浜名湖大橋をこえて湖西市を通過しますと、やっと愛知県へ入ります。
愛知県内の国道1号線は、海岸線でなく内陸を走り豊川稲荷の近くも通ります。

豊川稲荷のヨルモウデポスターより

コロナ禍の規制期間中、このドライブは自粛していましたが今後再開のつもりです。8時間もかかるこの西方ドライブ(〜東海道中・3県往来〜)は、長時間かかりますが、地域のFMを聞きながら山や海の季節感を満喫できること、時には静岡の知人宅に立ち寄って一緒に食事することなどもあり、床下や小屋裏にもぐる、ハードな調査業務の合間の、爽やかな気分転換となっています。
いよいよ本格的に夏ですが、元気に乗り切りたいと思います。引き続き宜しく御願いします!