投稿日:2019年02月12日

事務局木の空間たより vol.60 ~空き家問題~


東京23区のオフィスの空室率をご存知ですか?

1%? 5%? 10%?

答えは、1.7%です((株)ザイマックス不動産総合研究所調べ、18年10~12月期)。過去最低とのことです。

一方我々が取り組んでいる空き家問題。賃貸住宅や売却用住宅を除くいわゆる空き家(長期不在・取り壊し予定)の住宅ストックに占める全国平均は5.3%。

そのうち、東京の空き家率は?

答えは2%です。(平成25年住宅土地統計調査)。

全国で一番小さい値です。

逆に最も大きい値が、鹿児島県、高知県、和歌山県で10%以上、

全国平均を下回るのは、東京近郊の3都府県他、宮城県、静岡県、愛知県、大阪府、福岡県、沖縄県の計11都道府県のみとなります。

都心への一極集中が空き家問題の一つの局面を担っているのは間違いありません。そんな中昨年夏頃、「東京圏から地方の移住に対して最大300万円補助」という報道がありました。地方でも仕事ができる方や、地方の仕事に魅力がある方は都心から出ていくということに政府も力を入れ始めたということです。

地方の空き家を再生して、仕事場又は生活の場を作り出していく、というのは我々の職能として一つの大きな役割でもあります。ただ、再生して人が生活するとうことは、インフラや学校、医療等々も必要になります。無責任な再生はするべきではない、というところを見極めることも住宅医にとっては重要な役割ではないでしょうか。一度その当りのことを説明することもしていきたいと思います。

投稿日:2019年02月11日

住宅医リレーコラム2019年2月 


WOODAC 河本和義

昨年に引き続き、耐震補強に使える新工法のご紹介をさせて頂きます。

私どもWOODACでは、岐阜で、NPOとして、国産材・地域材利用促進を目的に活動してきております。そのなかで、県産材利用拡大を目的とした工法開発のお手伝いをさせて頂いておりますが、そのなかの一つで、岐阜県木連が工法開発を行っているヒノキ製材を用いた木造ラーメン工法をご紹介させて頂きます。

この工法は、国や県の補助金を利用して開発しているもので、岐阜県産ヒノキの特長である美観を生かしアラワシとし、優れた品質を生かすことにより、岐阜県産ヒノキの付加価値を高めることを目的としています。流通材(木材、金物)の利用、既存プレカットシステムの利用などにより、鉄骨造に負けないコスト性を目指しています。

加工したベースプレートとボルトと構造用ビスを用いた工法(図1、写真1)で、6mスパンで、片筋かい45×90壁長2mと同等の構造性能を持ちます(図2、写真2)。高強度のラーメンではありませんが、ボルトと構造用ビスを用いることにより、初期の剛性(中地震時)、高い変形性能(大地震時)を実現しています。

この工法は、新築を対象に開発をはじめ、ハウスプラスの構造評価を得ていますが、これを耐震改修に利用しようと、昨年、既存軸組の内側に組み込む計画をしましたが、新築を想定している工法のため実現には至りませんでした。今後は、耐震補強(既存軸組の内側に組み込む)に利用できるタイプの開発を目指していきますが、現状でも、例えば、外壁面に既存軸組に沿わせる形で利用することにより、開口をつぶすことのなく耐震補強を行うことができるなどの利用方法(アラワシにできないですが。。。)もありますので、耐震補強のひとつのレパートリーに加えて頂ければと思います。

投稿日:2019年02月10日

住宅医スクール2019 予告


住宅医スクールは2019年で10年目を迎えました。

これまで住宅医スクールを修了した方は500名以上いらっしゃいます。

■粗悪なリフォーム、見かけだけのリフォームはまだまだ蔓延っていますが、その中で「住宅医」やスクールの修了生がリフォームを対象とした様々な賞を受賞されていたり、同業者から高い評価を受けて全国的な視察に来るような工務店に成長したり、住宅医スクールが担ってきた役割は世の中のリフォーム産業に一石を投じています。

■住宅医スクール2019では10年目の改革を行います。

  • 午後からの講義(90分3コマ)とし、午前打ち合わせや現場対応の方の受講に応じるようにしました。
  • 年間8日→9日として必修科目は従来どおりの受講数
  • 最終日は住宅医検定会を拡張。単なる講評ではなく、事例発表に対して審査員のリアルな審査がその場で勉強になります。
  • よりニーズに合った、より現場に近い講義内容へ変更します

■住宅医スクール2019は東京・大阪の 2会場で開催予定

東京スクール(場所:水道橋駅) 5月30日(木)初回開催!

大阪スクール(場所:天満橋駅) 6月 8日(土)初回開催!