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住宅医スクール2017 第7回の報告(東京 契約・施策・マンション)

住宅医スクール2017 東京 (第7回:12/14)

12月14日に東京で第7回が開催されました。

■第1講義
・もう少しかみ砕いて頂けると有難かった。
・幸いにもこれまで大きなトラブルがなかったのですが、法律の意味が分かったり、トラブル回避の意識付けなど有意義でした。
・とてもためになりました。設計、監理業務に関する事例をもう少し聞きたかった。
・簡裁の調停員をしているので、身近な内容を復習できてよかったです。
・設計や工事監理でのトラブルがあったりしたので、今後に生かせそうなお話で良かったです。
・契約時の仕方や施主と業者間の契約だけでなく、元請と下請けの契約などについても知りたい。
2コマ使っても良い講義だと思います。最近おかしい業者も多いので。また関東の弁護士に関係があると良いです。
・普段そっとしておきたいトラブルのことをとても丁寧に整理して頂いて、今後の仕事でも気を付けていきたいと思いました。
・まだ紛争に直面していませんが、身近なところでよくある話なので大変参考になりました。
・以外にも興味深い内容だった。

■第2講義
・どこに焦点をあてて仕事を考えるかヒントを得られたと思う。できればA4くらいの資料を頂けると有難い。
・もりだくさんだったので、後で復習します。制度、政策にうといのですが、
うといと言ってられない時代で、施主さんの方が詳しいこともあるので、頑張ります。
・本日の講義で改めて調査技術(既存の状況)の経験値をつみたいと思いました。
岡庭建設池田さんのクラックの判断、基礎高を計る場所で違う時の判断、床水平、柱垂直の判断、見立て力を付けたい。
・内容がもりだくさんでお話しについていくだけでたいへんでしたが、
知っておかないとならないことがこれだけあるという事実を認識できただけでも有意義でした。
・住宅業先の新しい施策などを紹介頂き、ネットで確認して活かしていきたいと思います。
・同じJBNだったので良かったです。
・ちょっとPPTのテキストが密度が高すぎて読み切れず残念でした。
・今まで後回しにしていたことを一気に学べました。
国の制度がこんなにも増えて振り回されている感があり気が滅入ってしまいますが、今回知ることができて良かったです。
・とてもためになった。まとめて考えて頂けて感謝。

■第3講義
・マンションの音の問題は、リフォームにあたり参考になった。
事例のスライドをもっと見たかった。資料をFBでお願いするつもりです。
・建材の選定、データなどとても分かり易く役立つ情報でした。
断熱と遮音、一番大事なポイントをおさえて説明して下さってとても良かったです。
・具体的な製品や性能を知れて大変参考になりました。事例も紹介をお聞きしたかったです。時間が足りずもったいない感じがしました。
・元マンション施工会社に勤めていたため、マンションの相談を受けることも多いのですが、
木を用いたリフォームをやりたいと思いつつ、ノウハウを検討するほどの経験もなかったので、
すぐに使える具体的なお話をお聞き出来て勇気が出ました。
・マンションの防音法の参考に使いたいと思います。
・話し方が良かった。内容もよかった。
・自分にとって身近なマンションリフォームで、悩みどころを包み隠さずお話し頂いたので、とても有意義でした。
・マンションの遮音について、ある程度知っていたつもりでしたが、いろんな実験検証をされた上でのお話は大変参考になりました。
・とてもためになった。具体的な内容で実務に直結。

■第4講義
・テーマや焦点は良く分からなかったですが、お話すべて面白かったです。
・カナダの美しい家、まち、ヨーロッパの路地は説明のいらない説得力がありました。
住宅の資産価値ということを考える、良い住宅をつくる、ということを伝える先生の意図を受け取りました。
・家の資産としての捉え方について、新たな視点を教えて頂きました。
・今後の家についての話を聞いた気がする。
・そもそも日本でこれから改修計画を進めていくための考え方などを紐解いて頂き、
日々の仕事で凝り固まっている考え方をほぐさないとなあと感じました。
・シロアリ対策のお話は面白かったですし参考になります。海外と日本の家の資産価値の違いにショックを受けました。
・スケールの大きな話でした。本を読んでみようと思った。

■講義全般
・全ての講義が大変参考になりました。いつも刺激を受け参考になります。有難うございます。
・毎回、講師の方のお話が素晴らしいです。次回最終回も楽しみにしています。
・カラーの資料が多くてありがたいです。あと1回はさびしいですね。

ヤマベの耐震改修

書籍紹介

1月25日にエクスナレッジより、
住宅医協会代表理事の山辺豊彦が執筆した「ヤマベの耐震改修」が発売になります。
主に木造住宅の構造計画と、耐震診断・改修計画・補強方法について、
山辺が関わった事例をもとにまとめています。
各住宅医スクールの今年度最終講座でも紹介させて頂きます。
当日は販売も行います。

住宅医コラム 意見交換2018-76

住宅医コラム 2018年1月号

建物の耐震性について

山辺豊彦(山辺構造設計事務所)

明けましておめでとうございます。
新しい年を迎え、全国の住宅医協会会員ならびに協力関係者の皆様に、謹んでご挨拶を申し上げます。

昨年末に発表された太平洋岸における巨大地震の発生確率のニュースは、
我が国が地震国である、ということを改めて考えさせられるものでした。
過去の多くの地震被害から、建築基準法は度々改正されてきました。
このうち耐震設計法の変遷から分類すると、
1971年以前は「旧耐震設計法」
1971年以後1981年までを「移行期の設計法」
1981年以降を「新耐震設計法」
と呼んでいます。
現行基準における耐震設計の基本理念は以下のようになっています。

 

表1 耐震設計の基本理念

 

いわゆる「新耐震の建物」とは、1981年以降の新耐震設計法によって設計された建物のことを意味します。
一般的に1981年以降であれば、概ね耐震性に問題はない、と言われています。
問題はない、というのは、震度6強の地震に対して建物が倒壊・崩壊しない、
つまり、下表の損傷ランクⅤは最低限防ぐ、ということです。

 

表2 大地震時における木造建物の損傷イメージ

 

新耐震以降も各地で大きな地震はありましたが、構造設計者である私が特に大きな衝撃を受けたのは、
1995年の阪神・淡路大震災です。都市部での大地震で、木造だけでなく鉄筋コンクリート造(RC造)や
鉄骨造(S造)の建築物・土木構造物も大被害を受け、建築物の倒壊により多くの犠牲者が出たことは残念でなりません。

 

写真1 1階が倒壊した木造住宅

 

写真2 層崩壊した鉄筋コンクリート造の建物

 

このような被害の反省から、2000年に法改正が行われ、また旧基準で設計された古い建物の耐震診断・耐震補強を早急に行う必要性がある、
ということで、公共建築物の耐震化が進められてきました。東京都では緊急輸送道路に面する建築物の耐震診断・耐震補強を進めています。
しかし阪神・淡路大震災から23年経った今でも、耐震化率は思うように上がっていないのが現状です。

木造においては壁量規定の変更はなかったものの、耐力壁に関連する規定がいくつか加わりました。
そのため、1981年以降に建築された”新耐震”であっても、2000年以降でなければ現行基準を満足しているとはいえません。

 

表3 年代別にみる木造建築物の構造的特徴

 

 

また木造住宅の耐震診断・補強は地域差が大きく、特に都市部の木造住宅密集地における耐震化の遅れが問題になっています。
耐震化を進めるには、行政・設計・施工の3者の協力体制づくりが重要であることは言うまでもありません。

住宅医協会は今年も住宅医スクールを各地で開講します。建築に関わる会員ならびにスクール生のみなさんには、
講義だけではなく実測調査や検定会などにも参加され、技術の研鑽を積んで信頼される住宅医として活躍してほしいと思います。

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