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岐阜県立森林文化アカデミーからのお知らせ【2018年12月号】

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岐阜県立森林文化アカデミー・木造建築病理学講座からのお知らせ2018.12
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■小原先生の予定■

(1)木造建築オープンセミナーの御案内

森林文化アカデミーでは今年度、木造建築の設計に関わるさまざまな現状や課題を知ってもらい、
この分野への進学や就業の参考にしてもらうための「木造建築オープンセミナー」を岐阜、愛知、
東京などで開催します。いわば森林文化アカデミーの「学校紹介&公開出前授業」です。
今後の開催予定は以下のようになります。是非ご周辺の方々へご案内を宜しくお願いいたします。

1)1/3(木)~1/7(月)の期間内の一部で実施予定 【韓国木造建築技術協会、韓国建築行政学会】木造建築オープンセミナー(韓国・ソウル 他)

2)2/20(水)~2/25(月) の期間内の一部で実施予定【岐阜県・県産材流通課、韓国木造建築技術協会、韓国建築行政学会】木造建築オープンセミナー木造建築構造技術研修(韓国・高揚市KOREA BUILD 2018)

詳細・申し込みについては、森林文化アカデミーホームページのイベントを御参照ください。

(2)視察予定・講演予定など

森林文化アカデミーにはいろいろな視察者が訪れておりますし、住宅医ネットワーク以外でも小原
の講演予定などがあります。その中から木造建築病理学に関連しそうな方々の視察情報や講演情報
を皆様にもお伝えさせて戴きます。御都合よければアカデミーに遊びに入らしたり、お近くの講演
会場に足を運んだりして戴けますと幸いです。

 

■辻先生の予定■

12/11(火) 浜松市 温熱教室 改修版3 全6回(静岡木の家ネットワーク)
1/9(水) 浜松市 温熱教室 改修版4 全6回(静岡木の家ネットワーク)
1/18(金) 篠山市 改修セミナー(一社 ノオト)
1/19(土) 東京 木組みゼミ(木組み)
1/29(火) 岐阜市 東海木造住宅協会セミナー(東海木造住宅協会)
1/31(木) 東京 住宅医スクール(住宅医協会)
2/7(木) 熊本 日本住環境セミナー(日本住環境)
2/8(木) 福岡 日本住環境セミナー(日本住環境)
2/13(水) 浜松市 温熱教室 改修版5 全6回(静岡木の家ネットワーク)
2/16(土) 大阪 住宅医スクール(住宅医協会)
2/21(木) 福岡 住宅医スクール(住宅医協会)
3/5(火) 大阪 日本住環境セミナー(日本住環境)
3/13(水) 浜松市 温熱教室 改修版6 全6回(静岡木の家ネットワーク)

住宅医スクール2018 第6回の報告(防火・設備・高齢者)

住宅医スクール2018 東京 (第6回:11/1)

第6回目は、「防火・設備・高齢者」

防火は桜設計集団一級建築士事務所代表 安井昇先生

設備は(株)清水 代表取締役 清水基之先生

高齢者は、(株)高齢者住環境研究所 代表取締役 溝口千恵子先生

☆全体アンケートより抜粋☆

■今後の講義内容の要望
・今回も充実した内容でした。簡単には得られない貴重な情報を惜しみなく教えて頂き大変勉強になりました。火災の実験ビデオには非常に驚きました
・耐火防火関連の実験情報(木の面格子の実験は面白く活用できないかと思ったため)
■第1講義
・実大実験ビデオを見させて頂き防火30分やらの意味がよく感じられた。ビデオをもっとみたいです
・防火は楽しく臨場感のある授業でした一日くらいお話をお伺いしたいです
・時間が足りない印象。リフォームへの具体的な展開を知りたい
・もっと時間をとっていただきたかった
・第1講義は内容が盛りだくさんだったので2コマあっても良かったと思います
■第2講義
・実務的な話が聞けたのでよかったです
・実際に管材をさわってみれたのはよかったです(資料は検索すれば知ることはできますが)自分で図面に記載していても実際に見たことがない管材もあります)設備の劣化診断のような講習はおそらく単独の講習ではなかなか聞けないと思いますので住宅医スクールの一連の講習に組み込まれており良い機会で勉強になりました。
・細やかな話の内容で具体的でためになりました
■第3講義
■第4講義
・高齢者リフォームでは具体的な実例をたくさん拝見できてよかったです。
・高齢者対応=介護保険では無いと思う十分に時間があるのでもう少し幅広い話をしてほしい。最低でもリフォーム減税制度程度は視野に入れてほしい
・溝口先生の事例を見させていただいて参考になりました

■その他講義全体
・なんとか修了することができ安心しました。今後も一般会員として参加し、検定に向けて少しずつ研鑽する所存です。孫が生まれ忙しい日々ですが溝口先生のご活躍を励みにしてできることから始めたいと思います
・今日でスクールが終わってしまいました。毎回毎回ためになるとして受けることが楽しく終わりました。できればまた講習を受けたいです

住宅医コラム 意見交換2018-86

住宅医リレーコラム 2018年11月号
リレーコラムでは毎月住宅医協会の理事等による月替りコラムです。
11月号は村上洋子氏のコラムです。

 

マイカ先生との再会

村上登男一級建築士事務所 村上洋子

 

スティーヴン・マイカ先生に、6月下旬のオックスフォードでお会いしました。住宅医スクール初日第一講義のスライドに、英国レディング大学の building pathology(建築病理学)の教授として登場された先生と言えばお分かりになると思います。2014年9月にレディング大学を退職され、現在はオックスフォード近くに住まいつつ、複数の改修と新築のプロジェクトを掛け持ちし「定年前より忙しい」と話す先生は、相変わらず気さくで活気に溢れていました。

6年ぶりの再会で、私は今の住宅医協会の様子と、今年4月に宅建業法が改正され建築士による状況調査が必要になったことなどを報告し、先生からは現在手がけているプロジェクトに絡め、英国の不動産市場についてお話を聞くことができました。ご存知の通り、英国では既存住宅流通が新築より圧倒的に多く、また不動産の価値は築年数が経っても下がることはありません。住宅の購入は安定した投資の一つで、収入の少ない若い時に小さな家を買い、家族の増加など生活環境が変わり、家が手狭になったタイミングでより大きな物件に買い替え、子育てが終わって居住人数が減ると、大きな家を売り再び小さな家を購入したり高齢者向けの施設に入居したりします。こうすることで得た利益は老後の資金となるのです。

例としてイングランドの地方都市にある住宅を紹介します。中央に界壁があり左半分を知人のご両親が所有しています。約25年前、結婚と同時に購入し、子供が増えた時、裏庭に一部屋増築して今もお住まいになっています。右半分の住宅は何度か売りに出され、売却価格は2001年から2013年の12年間で2.4倍です。25年前からだと何倍になっているのでしょう?
ところが不動産価格の高騰で、若い人でも手に届くはずの「最初」の住宅まで高額になってしまいました。ロンドンなど大都市はいうまでもなく、マイカ先生が暮らすオックスフォード郊外の町も同様で、簡単に購入できなくなっているそうです。マイカ先生も最初の家を購入してから、DIYでコツコツ改良し価値を高め転売、現在の住宅を手に入れたそうですが、先生やご友人のお子さんは高額なローンの返済に時間と精神的な余裕がなく、「代わりに退職した父親達が子供の家をDIYしている」と笑って話されていました。

 

 

先生とおしゃべりしながらオックスフォードの古い街並みを歩いていると、話題は自然に目に入る建物の劣化と改修方法になります。素材は豊富にあり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。私の後に、現在進行中である「新築」のプロジェクトの構造エンジニアと打ち合わせがあると颯爽と去って行かれる先生を見送りながら、次にお会いする時は建築病理学の専門家がこれまでの経験を新築にどう生かしたか、竣工後の建物でお話を伺いたいと思いました。

 

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