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住宅医プレスクール広島 第3回の報告

住宅医プレスクール広島2015第二回(12月2日(水)開催)

3月2日にプレスクールの最終回となる第三回を開催しました。

インフォメーションにて、2016年の広島での本スクールの日程の案内がありました。

豪華な講師陣になっているとのこと、気になります。楽しみですね。一年限定の開催ですが、良き仲間と質のの高い知識を享受していきたいです。

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第1講義「住宅医の既存住宅の調査診断」

滝口泰弘氏/谷口建築スタジオ代表住宅医協会理事

「今後求められるのは、社会性・技術力を備えたリフォームの実務者(工務店・設計者)!地域のトップランナーに!」

進行中の高齢化社会、空き家率の増加がとまらない、現状の日本社会において、住宅医の必要性をあらためて認識しました。

どういうリフォームをしていくかの指針を適切に判断するために、

既存住宅の調査診断の重要性を作り手、住まい手さん、双方で理解し、その場しのぎにならない本質的なリフォームをしていきたいものです。

 

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第2講義「地域に生きる民家の再生術」

神家昭雄氏/神家昭雄建築研究所主宰

「古いものの改修は、新築よりドラマがある、ロマンがある」

美しい日本の風景。その一部となっている古民家の風景。古民家再生を成功させることで繋いでいける時間や文化。個人だけでなく社会に対する貢献度の高いすばらしいお仕事です。

一昔前だとこういう良さを理解できる人が少なかったと言われていましたが社会が煮詰まっている今、

新しいものでなく古き良きものを大事にすることで生まれる豊かさに目をつけている方も増えているように感じます。

また、これからは様々な価値観に基づく仕事があると予想される中で性能ありきではない改修もたくさんあってほしいと思います。

神家先生の作品の数々の写真の美しさは造形的なものだけでなく、目に見えないものがつまっているからだとお話を聞いてあらためて感動しました。

第三講義ともいえる懇親会にて

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先生方のくだけたお話をきける懇親会は毎回とても有意義です。授業では聞けなかったこともなんとなく質問できてしまします。

また、同じ志を持った、仲間たち、先輩方、後輩方、と仲良くなり情報交換をできる絶好の機会です。

一度もでない方は損してるなと思うくらいです。ぜひ皆でわいわいやりましょう。

熱い志で住宅医を広島で開催させることにつなげた川端さんのお手伝いをしていきたいと思っています。

広島事務局 栄花

木造建築病理学通信 第71号 (2016年3月号)

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                  木造建築病理学通信 第71号

           2016年3月10日(木)発行

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この通信は「住宅医スクール受講者」「岐阜県立森林文化アカデミー・木造建
築病理学受講者」と、一般社団法人住宅医協会の活動に関わりを持っていただ
いた方々にお送りしております。
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<目次>

1.岐阜県立森林文化アカデミー・木造建築病理学講座からのお知らせ
 ・森林文化アカデミー入学試験の御案内
 ・平成28年度専門技術者研修の御案内
 ・アカデミー視察予定、小原勝彦・辻充孝講演予定など

2.住宅医スクール2015のお知らせ
 【1】住宅医スクール大阪 
 ・第8回 2016年(2/ 20)開催報告
 【2】住宅医スクール浜松 
 ・第8回 2016年(2/ 25)開催報告
 
3.住宅医スクール2016開催予告

4.改修住宅ケーススタディ
 ・愛媛県松山市「愛の家改修」事例報告(住宅医紹介~その12)

5.住宅医意見交換
 ・「改修建物を訪ねて~その3」
  時代をつなぐ~トビア スカルパの仕事「アカデミア美術館改修」
 
6.事務局たより
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1.岐阜県立森林文化アカデミー・木造建築病理学講座からのお知らせ
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 ■■■■■■■■森林文化アカデミー入学試験の御案内■■■■■■■■

 森林文化アカデミー クリエーター科 木造建築講座の今後の入学試験は
【第5回】◆3月20日(日)です
 出願期間は◆2月29日(月)~3月14日(月)です
 是非、皆様のご周辺の方々へお知らせ下さい。
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■平成28年度専門技術者研修のご案内
専門技術者研修(旧名称:短期技術研修)では下記の内容を実施する予定です。
ご都合宜しければ是非ご参加下さい。持ち物など詳細については4月以降にア
カデミーのホームページをご覧下さい。
↓森林文化アカデミー 
 http://www.forest.ac.jp/

・「木造建築AWARD」 第4回
・「木造建築の許容応力度計算演習」 第4回 (実施時期:秋頃)
・「木造建築の構造性能検討ツール演習」第3回 (実施時期:5月頃~年度末頃)
・「これからの木造建築構造を考える」 第2回 (実施時期:5月頃~年度末頃)

↓詳しくはこちら
岐阜県立森林文化アカデミーからのお知らせ【2016年3月号】
■視察予定・講演予定など 森林文化アカデミーにはいろいろな視察者が訪れておりますし、住宅医ネット ワーク以外でも小原の講演予定などがあります。その中から木造建築病理学に 関連しそうな方々の視察情報や講演情報を皆様にもお伝えさせて頂きます。 ご都合よければアカデミーに遊びに入らしたり、お近くの講演会場に足を運ん だりして頂けますと幸いです。 《小原勝彦講演予定・アカデミー予定》 1)3/16(水)~3/22(火)【建築学会東海支部岐阜支所】 第15回ぎふ建築・生活・芸術系学生・生徒優秀作品展(岐阜市) 2)4/10(日)【ヤマモトロックマシン自治寮活用プロジェクト】 建物と地盤の振動測定について(広島県庄原市) 《辻充孝講演予定》 1) 3/18(金)【静岡木の家ネットワーク】パッシブデザインコンペ(浜松) 2) 3/22(火)【ハイアス】温熱環境と劣化対策(東京) 3) 3/23(水)【八興】パッシブデザイン(滋賀) ====================================================================== 2.住宅医スクール2015のお知らせ(全講座終了) ======================================================================= 【1】住宅医スクール2015大阪 ■住宅医スクール2015大阪 第8回 2016(2/20) 開催報告 住宅医スクール2015大阪・第8回が開催されました。「既存住宅の改修方法①」 「既存住宅の改修方法②」「既存住宅の改修方法③」という3つの講義が行わ れました。その後、検定会も開催されました。 ↓詳しくはこちら
住宅医スクール2015 大阪 第8回のご報告
====================================================================== 【2】住宅医スクール2015浜松 ■住宅医スクール2015浜松 第8回 2016(2/25) 開催報告 今回は改修方法をテーマに「既存住宅の改修方法①」「既存住宅の改修方法②」 「既存住宅の改修方法③」3つの講義が行われ、最終講義では住宅医検定会も 行われ、約40名近くの受講者が受講されました。 ↓詳しくはこちら
住宅医スクール2015浜松 第8回のご報告
====================================================================== 3.住宅医スクール2016開催予告 ====================================================================== 住宅医スクール2016の正式案内は3月下旬を予定しております! 今年度は、全4会場+プレ1会場が決定しました。 1)東京会場:第1回 6月 9日 予定 木曜日開催  2)大阪会場:第1回 6月11日 予定 土曜日開催 3)広島会場:第1回 6月29日 予定 水曜日開催 4)熊本会場:第1回 7月 9日 予定 土曜日開催 5)富士会場(プレ):7月から全3日 6講座 募集申込みは、随時当協会WEBサイト、プレスリリース、各マスコミ媒体にてご案 内します。 すでに申込みを予定している方は、
住宅医スクール受講申込
よりお申し込みお待ちしております。 ====================================================================== 4.改修住宅ケーススタディ ====================================================================== 今年度4月号より改修報告を通して住宅医の方々のご紹介をしています。 ■愛媛県松山市「愛の家改修」事例報告(住宅医紹介~その12)                    Nomad Architects /村上洋子 住まい手であるご夫婦が、長く健やかに、ともに助け合いながら生活するため の空間を作りました。 ↓詳しくはこちら
事例報告(改修事例)2016-54
====================================================================== 4.住宅医意見交換 ====================================================================== ■「改修建物を訪ねて~その3」 時代をつなぐ~トビア スカルパの仕事「アカデミア美術館改修」 MSD 三澤文子 古く素敵な建物が、簡単に壊されることを阻止するためには、どうしたらいい のでしょうか? そのためには、まず、壊されずに残り、愛されて使われてい る建物を、大いに誉めて、古い建物を壊さず大切に使うことが「誉められるれ ること。」と、多くの人に認識してもらうことなのでは? と考えました。 今月の誉めコラム「改修建物を訪ねて」は、遠くイタリアのベネチアです。 ↓詳しくはこちら
住宅医コラム 意見交換2016-64
====================================================================== 5.事務局たより ====================================================================== ■木の空間たより 3月10日 事務局 藤村直樹 住宅医スクール2015全日程が終了しました。 東京、大阪、浜松、そしてプレスクールで広島と熊本。延べ250名以上の方が受講 いただき、114講座×1.5時間=171時間+αの時間を過ごしました。どうもあり がとうございました。 また、事務局としても問い合わせや申込み等が殺到する時期には、中々返すこと ができずに申し訳ございません。住宅医スクール2016では昨年度以上の会場数 を予定していますので、人員体制等を強化して下支えしていく所存です。 2016の募集等は上にあります「3.住宅医スクール2016の開催予告」をご参照下さ い。スポット参加等での申込みお待ちしております。また、是非お仲間をご紹介 頂ますようよろしくお願いします。 ====================================================================== 木造建築病理学通信は、毎月10日に配信予定です。 アドレスの変更や配信停止をご希望の方はお手数ですがその旨返信ください。            +   +   + 通信に関するご意見・お問い合わせは一般社団法人住宅医協会事務局まで ====================================================================== 一般社団法人 住宅医協会 事務局 〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島2-9-16  (tel)06-6454-3465(fax)06-6458-5090(E-mail)info@sapj.or.jp

住宅医コラム 意見交換2016-64

古く素敵な建物が、簡単に壊されることを阻止するためには、どうしたらいいのでしょうか? そのためには、まず、壊されずに残り、愛されて使われている建物を、大いに誉めて、古い建物を壊さず大切に使うことが「誉められるれること。」と、多くの人に認識してもらうことなのでは? と考えました。

今月の、誉めコラム「改修建物を訪ねて」は、遠くイタリアのベネチアです。

 

 

「改修建物を訪ねて~その3」

時代をつなぐ~トビア スカルパの仕事「アカデミア美術館改修」

三澤文子(MSD

 

私たちの事務所は4年に一度、海外研修旅行に行くことになっています。今年はオリンピックイアーの旅行年。住宅医スクールで講師になって頂いた、篠田望さん(2015年度は浜松スクールの受講生でもありました)とのご縁で、なんとベネチア旅行が実現しました。

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古いものを大切にするイタリア。その建築は時代をつないで、改修が繰り返されています。町を歩いていても、船を使って建築廃材を運搬する様子など、通常の工事では考えられない悪条件が日常になっていることに感嘆します。

 

ベネチアでの改修建物、まず今月は、アカデミア美術館をご紹介いたします。

14世紀に建てられた建築物が1750年に美術学校として改修され、その後、1階が学校、2階が美術館の時代を経て、現在は美術館の機能のみになっています。

 

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平面図での解説では、パラディオ設計の増築棟もあり、ナポレオンにより改修された部分ありと、数々の変遷をへてきました。そして、現在、10年をかけての改修が、トビア スカルパ(カルロ スカルパの息子さんになります)の改修設計によりなされ、ほぼ完了しつつあります。

今回、スカルパ事務所に18年間勤められた、篠田望さんのお蔭で、トビアスカルパ氏じきじきの解説で、アカデミア美術館の見学が実現しました。

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写真中央がトビア氏、その横が篠田望さんです。

 

 

受付のスクリーンもスカルパデザイン。

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この格子に影響されている建築家は、日本でも大変多いことがわかります。でもこの格子も、トビアが改修する前は、倉庫に、使われずにおかれていたとか。それもびっくりです。

 

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こんどは、奇妙な梁がありました。

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この部分は、ある時代の改修において、原形の梁を装飾してしまったので、今回の改修で、「原形をわざと見せるようにしている。」とのことです。改修の変遷を明確にすることも、この時代に改修をする建築家の使命ということなのでしょう。

 

 

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こんどは、階段の踊り場にドアが。だまし絵のような壁ですが、これも改修の変遷とのこと。ナポレオン時代に改修した建築家が、無理やり玄関ホールにお決まりのゴージャスな階段を設けるために以前のプランを無視して、階段を上がりきった、写真右手に新たに設けたため、写真左手の以前の入り口が無意味になった図です。

 

その結果・・・

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部屋の中に入ると、新たな出入口の部分、大切な絵画を切り取る羽目に!

これには、トビア氏も大批判。

これもびっくりです。

いすれにせよ、私たちも数十年先の設計者に苦情を言わせない仕事をしなければならないのだと、身に染みました。

 

 

 

 

さて、時代が経れば、さまざまな変化もあります。数百年前には到底、考えられなかった設備が今は可能で、その設置が必要になります。

例えば、エレベーター

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この階段は、写真右手にあるエレベータの脇につくられた階段室。限られたスペースに設けられた機能的空間が今回トビア氏の設計で新たに改修されています。その上質な空間にうっとり。素晴らしい左官仕上げ。輝くような手仕事の壁が、その質の高さを実現させています。

イタリア語がわからなくても、仕事の質は解るもの。

時代をつなぐ仕事は、真剣勝負しかないのですね。

 

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