投稿日:2015年02月06日

住宅医スクール2014 東京 第8回のご報告


2015年1月22日(木)、住宅医スクール2014東京・第8回が開催されました。
今回は、既存住宅の改修方法をテーマに「事例に見る基礎の改修方法」
「事例に見る軸組・壁・床・屋根の改修方法」「事例に見る温熱・省エネ改修方法」
という3つの講義が行われ、45名が受講されました。
講義後には修了式も行われ2014年度住宅医修了生に住宅医修了証が授与されました。
また、3名の発表者による住宅医検定会が行われました。

全景 修了式

 

 

第1講義「既存住宅の改修方法-1 事例に見る基礎の改修方法」
第2講義「既存住宅の改修方法-2 事例に見る軸組・壁・床・屋根の改修方法」
三澤文子氏/MSD主宰
鈴木竜子氏/(有)山辺構造事務所

三澤さん 鈴木さん

第1講義は、MSD主宰の三澤文子氏と(有)山辺構造事務所の鈴木竜子氏により、
既存住宅の基礎の改修方法について、基礎の改修設計に必要な構造的な知識や、
実際に基礎の補強工事を行った改修事例について、詳細に解説していただきました。
様々なケースで行われた基礎改修それぞれについて、補強の仕方が適切だったか否か、
さらに良くするにはどうしたらよかったか、基礎補強工事にいくら費用がかかったかなど、
すぐに実務に役立つ知識を数多く得られる貴重な講義となりました。

第2講義は、引き続き三澤文子氏と鈴木竜子氏により、既存住宅の構造体である
軸組・壁・床・屋根について、木構造の基礎知識の説明や耐震改修のポイント、
実際に構造体の補強工事を行った改修事例について、詳細に解説していただきました。
各部に見られる不具合箇所の報告や補修の際の注意点、どのように補強したらよいか
判断に迷うような構造体についての解説や対処法など、
数多くの実例について分析していただきながら分かり易くお話しいただきました。

 

第3講義「既存住宅の改修方法-3 事例に見る温熱・省エネ改修方法」
辻充孝氏/岐阜県立森林文化アカデミー准教授

辻さん

第3講義は、岐阜県立森林文化アカデミー准教授の辻充孝氏より、
断熱気密をすることの意義、日射遮蔽・日射取得の効果など、温熱設計の基礎知識や
実際に断熱改修を行った事例について、詳細に解説していただきました。
限られた予算のなかで温熱改修に取り組む場合のゾーニング手法や土壁住宅の改修事例、
実験的に色々試し観察しながら住まわれているという辻氏自邸の改修事例など、
改修前後でのQ値の変化や改修ポイントなど事細かに解説していただきました。
また、温熱改修設計時に現況を分析しどこをどのように改修したら効果が高いかなど、
必要な数値の算出と活用の仕方などについても解説していただきました。

 

第4講義 住宅医検定会・住宅医修了式
(検定会発表者)
福迫健さん/建築工房 匠
酒井哲さん/Town Factory 一級建築士事務所
板橋清子さん/A・I設計室

1-福迫さん 2-酒井さん 3-板橋さん

第4講義では、住宅医検定会が開催されました。
住宅医検定会は住宅医スクールを修了された方々が、実務で取組まれたプロジェクトを発表する場で、
合格者は住宅医として認定されます。
今回は、修了生3名が各々取組まれた改修事例を発表しました。
いずれも発表者の真摯な取り組みや住宅医で学んだ知識が生かされた好例であり、
住宅医の意義やニーズも再確認することができました。発表者の皆様、お疲れ様でした。
合否については、他会場で開催される検定会結果も合わせて協議させて頂きます。

以上で第8回の3つの講義と住宅医検定会は終了し、その後懇親会も開催されました。

以上で2014年度の住宅医スクール東京は全て終了しました。受講生の皆様、大変お疲れ様でした。
2015年度は、6月からのスタートを予定しています。カリキュラムが確定次第改めてご案内いたしますので、
初めての方もOBの方も、多くの方々にお集まり頂けたら幸いです。

(関東事務局 小柳)