投稿日:2014年10月06日

住宅医スクール2014 東京 第5回のご報告


10月2日(木)、住宅医スクール2014東京・第5回が開催されました。
今回は、温熱・省エネをテーマに「温熱環境の改善と対策-1」「温熱環境の改善と対策-2」「温熱環境の改善と対策-3」「温熱・省エネ改修の実践」という4つの講義が行われ、31名が受講されました。

 

第1講義「温熱環境の改善と対策-3」、第2講義「温熱・省エネ改修の実践」
南雄三氏/住宅技術評論家

141002-MINAMI

第1・第2講義は、住宅技術評論家の南雄三氏より、住宅の省エネや計画原論の提案について、南氏の自宅や最近の改修事例も含めて幅広くお話いただきました。
前半では、2020年に義務化される改正省エネ基準がもつ意義と、基準を軸にした時に断熱・省エネルギー・パッシブやゼロエネなどが、どのような位置付けとなるのかなど、軽妙な語り口で分かりやすく解説していただきました。
後半では、実際に南氏が監修したリフォーム事例を用いて、断熱性と快適性の実際や温熱改修時にポイントとなる部分についてお話いただきました。

 

第3講義「温熱環境の改善と対策-1」、第4講義「温熱環境の改善と対策-2」
辻充孝氏/岐阜県立森林文化アカデミー准教授

141002-TSUJI 

第3・第4講義は、岐阜県立森林文化アカデミー准教授の辻充孝氏より、住宅の温熱環境を数値によって把握できるようになるための診断手法についてお話いただきました。

前半は、外皮平均熱貫流率UA値と熱損失係数Q値について、後半は、外皮平均日射熱取得率ηA値と夏期日射取得係数μ値について、基本的な知識から計算手法まで詳細に解説していただきました。
また、断熱気密を検討する際に重要となる防露措置について、結露現象の基礎知識や防露判定のための計算手法についても合わせてお話しいただきました。本講義では、講義内容の理解をより深めるために宿題が出されました。提出者には外皮や日射・防露の検討が簡単にできる辻氏作成の温熱計算ソフトが配布されます。

以上で第5回の4つの講義は終了し、その後懇親会も開催されました。

 

次回は、防火・設備・高齢者対応について実践的な講義が行われます。
いずれも設計時に欠かすことのできない貴重な知識を得る場となりますので、皆様のご参加をお待ちしております。

(関東事務局 小柳)