住宅医スクール2014 浜松 第2回のご報告

7月31日(木)、住宅医スクール2014 浜松 第2回が開催されました。

今回は、構造をテーマに「構造に関する法規、基準関連」、「構造的不具合の原因と対策①」、「構造的不具合の原因と対策②」、「住宅改修事例を語る-②」という4つの講義が行われ、32名が受講されました。

 

第1講義「構造に関する法規、基準関連」
第2講義「構造的不具合の原因と対策①」
小原勝彦氏/岐阜県立森林文化アカデミー 准教授

図1

第1講義は、岐阜県立森林文化アカデミーの小原勝彦氏により、耐震基準の変遷、地盤、基礎、構造材の不具合についての講義が行われました。法令にのっとった不具合の程度を部位別に解説していただきました。

図2図3

第2講義では、地盤、基礎、構造材について、調査実例をもとに調査診断方法、常時微動測定による推定項目等の実例が紹介され、受講者からも積極的な質問が飛び交いました。

 

第3講義 構造的不具合の原因と対策②
清水利至氏/清水建築設計室代表
図4

第3講義は、建築士の清水利至氏により、活動拠点の静岡県で数多く行われている耐震診断の調査実務についてお話いただきました。
基礎、筋違い、構造躯体等の調査実例をもとに、具体的な調査方法、必要図面、費用、お施主様への提案手法と心遣いまで、実際の体験談を交えての実践に生かせる講義でした。

 

第4講義 住宅改修事例を語る-②
落合俊也氏/㈱森林・環境建築研究所代表

図5図6

第4講義は、㈱森林・環境建築研究所代表の落合俊也氏より、
杉坂建築事務所60年の改修列伝と題し、様々な改修実例をご紹介下さいました。
合わせ梁工法、リフトアップ改修、屋上緑化、マンションリフォーム等、合理化を目指した結果や、失敗例まで交えての大変貴重な講義でした。

以上で、講義は終了し、その後の懇親会において、下記写真の通り、講師陣と受講生の間で親睦を深めました。
 図7

懇親会では講義では語られない実情や費用の話、改修した物件のその後と現状まで、より深いお話を聞くことが出来ました。

2回の講義を終え、より今後の講義が楽しみでもあります。今後ともよろしくお願い致します。

(浜松受講生 大木)