投稿日:2017年06月07日

第2回 住宅医スクール2017東京


投稿日:2017年06月06日

岐阜県立森林文化アカデミーからのお知らせ【2017年6月号】


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岐阜県立森林文化アカデミー・木造建築病理学講座からのお知らせ2017.06
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■視察予定・講演予定など
(1)平成28年度専門技術者研修の御案内
専門技術者研修(旧名称:短期技術研修)では下記の内容を実施する予定です。御都合宜しければ是非御参加下さい。持ち物など詳細については4月以降にアカデミーのホームページを御覧下さい。

1)耐震セミナー 第4回「木造建築の許容応力度計算演習」
【内容】グレー本に則して「許容応力度計算」を手計算でひととおり演習します。新しいグレー本が4月中旬から日本住宅木材技術センターより書籍のみ販売が開始されました。新グレー本「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2017年版)」を利用して、研修を行います。
【実施時期】全10回、各回 平日18:00~21:00開催
5/12(金)、6/9(金)、7/7(金)、8/4(金)、9/8(金)、
10/6(金)、11/2(木)、12/8(金)、1/12(金)、2/9(金)

2)第3回「木造建築の構造性能検討ツール演習」
【内容】構造性能を検討できるツール(SWS試験データ処理、一般診断、保有水平耐力診断など)を利用して、演習を通じて構造計算の理解に繋げます。
【実施時期】全6回、各回 土曜日 10:00~17:00開催
5/20(土)、6/3(土)、6/17(土)、7/1(土)、7/15(土)、9/16(土)

3)第2回「これからの木造建築構造を考える」
【内容】皆さんと一緒にゲストパネラー(木造建築や木材に関わるゲスト)を交えてこれからの木造建築構造についてディスカッションします。基本的には参加者を交えた座談会形式で実施します。予定:「ラーメン構造vs小原」、「プレカットvs小原」、「木材強度vs小原」、「制振ダンパーvs小原」「CLTvs小原」、「脳科学vs小原」
【実施時期】全6回、各回 土曜日に3時間開催
5/27(土)9:30~12:30、5/27(土) 13:30~16:30、6/10(土) 9:30~12:30、
6/10(土) 13:30~16:30、7/8(土) 9:30~12:30、7/8(土) 13:30~16:30

(2)視察予定・講演予定など
森林文化アカデミーにはいろいろな視察者が訪れておりますし、住宅医ネットワーク以外でも小原の講演予定などがあります。その中から木造建築病理学に関連しそうな方々の視察情報や講演情報を皆様にもお伝えさせて戴きます。御都合よければアカデミーに遊びに入らしたり、お近くの講演会場に足を運んだりして戴けますと幸いです。

★)6月以降未定 【匠総合法律事務所】CLT工法設計・構造実証協議会(東京都 他)
★)6月以降未定 【韓国木造建築技術協会】研修会(韓国 ソウル 他)
★)2018年2月頃未定 【KOREA BUILD 2018】国際見本市(韓国 高陽 他)
1)6/10(土)午前 【アカデミー】専門技術者研修:「これからの木造建築構造を考える」(3)
2)6/10(土)午後 【アカデミー】専門技術者研修:「これからの木造建築構造を考える」(4)
3)6/14(水) 【静岡木の家ネットワーク】木構造教室(3)(浜松市)
4)6/17(土) 【アカデミー】専門技術者研修:「木造建築の構造性能検討ツール演習」(3)
5)7/1(土) 【アカデミー】専門技術者研修:「木造建築の構造性能検討ツール演習」(4)
6)7/1(土) 【岐阜県地域森林監理士】技術者研修(1)
7)7/2(日) 【アカデミー】森と木の仕事セミナー(名古屋市)
8)7/5(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(3)(岡崎市)
9)7/7(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(3)
10)7/8(土)午前 【アカデミー】専門技術者研修:「これからの木造建築構造を考える」(3)
11)7/8(土)午後 【アカデミー】専門技術者研修:「これからの木造建築構造を考える」(4)
12)7/8(土) 【岐阜県地域森林監理士】技術者研修(2)
13)7/12(水) 【静岡木の家ネットワーク】木構造教室(4)(浜松市)
14)7/15(土) 【アカデミー】専門技術者研修:「木造建築の構造性能検討ツール演習」(5)
15)7/15(土) 【岐阜県地域森林監理士】技術者研修(3)
16)7/17(月) 【阿部建設】木造建築オープンセミナー(愛知県守山区)(3)
17)7/22(土) 【住宅医スクール】(大阪)
18)8/2(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(4)(岡崎市)
19)8/4(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(4)
20)8/9(水) 【静岡木の家ネットワーク】木構造教室(5)(浜松市)
21)8/11(金) 【中島工務店】木造建築オープンセミナー(東京都新木場)(4)
22)8/31(木)~9/3(日) 【日本建築学会】日本建築学会大会(広島県)
23)9/6(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(5)(岡崎市)
24)9/8(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(5)
25)9/13(水) 【静岡木の家ネットワーク】木構造教室(6)(浜松市)
26)9/16(土) 【アカデミー】専門技術者研修:「木造建築の構造性能検討ツール演習」(6)
27)9/18(月) 【住友理工】木造建築オープンセミナー(愛知県小牧市)(5)
28)10/4(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(6)(岡崎市)
29)10/6(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(6)
30)11/1(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(7)(岡崎市)
31)11/2(木) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(7)
32)11/3(金) 【水野建築研究所】木造建築オープンセミナー(富山県上市町)(5)
33)12/8(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(8)
34)12/13(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(8)(岡崎市)
35)1/17(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(9)(岡崎市)
36)1/12(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(9)
37)2/7(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(10)(岡崎市)
38)2/9(金) 【アカデミー】専門技術者研修:耐震セミナー「木造建築の許容応力度計算演習」(10)
39)3/7(水) 【岡崎製材】木造建築構造セミナー「中大規模木造の設計」(11)(岡崎市)

《辻充孝講演予定》

6月17日(土) 松本「信州温熱教室 実践編1回目/全4回」(主催:JIA長野地域会)
7月2日(日) 岐阜[パッシブデザイン設計法1回目/全6回」(主催:森林文化アカデミー)

投稿日:2017年05月15日

調査事例紹介2017-63 福井県小浜市


小浜市発心寺 詳細調査
報告:戎野朗生(エムズ建築設計事務所)
物件概要
■所在地: 福井県小浜市伏原
■調査日時:2017年4月10日(月)、11日(火)
■構造規模:木造2階建て
■延床面積:約1800㎡(調査範囲は内、約360㎡)
■築年数:不明(江戸時代後期と推定)
福井県小浜市で詳細調査を行いました。
今回の調査依頼は福井で活動されている住宅医の山田健太郎さんが受けているお仕事(お寺の保存・改修)への参加協力でした。500年ほど前に創建された歴史あるお寺の本堂や庫裏を修繕するために必要な現況調査です。

(上)庫裏外観

(左)本堂外観

(右)方丈外観

 

 

(上)庫裏内観

 

今回調査範囲が約360㎡と広範囲に及ぶことから作業量も多く見込まれましたが、一泊二日で少人数による調査とすることで、内容の把握がしやすく、庫裏と方丈それぞれの棟を一貫して調査することができる方法をとりました。

 

(左)開始前の挨拶   (右)調査準備

お寺が運営されている平時に調査を行いますので、調査を始めるに当たり、お寺の方に調査の概略や作業時間についてご説明し、お邪魔にならないよう確認をとることから始まります。
調査内容の確認などのミーティングを迅速に行い調査開始。事前に調査道具を班ごとに分けておくことで、すぐさま調査にかかれます。
今回は①劣化、②設備、③仕上、④採寸・バリアフリー、⑤床下、⑥二階床・小屋裏、⑦ヒアリング・矩計の7班、合計13名となりました。
住宅医の山田さんと一緒にお仕事をされているお二方、今回の改修の監修をされている大学の先生にも入って頂きました。

(左)庫裏:床下の様子  (右)方丈:床下の様子

 

(上)方丈:基礎のひび割れ
床下調査:庫裏と方丈で建築年が異なるため、床下の形式はそれぞれ異なっていました。庫裏は玉石によるもので、床組の多くは修繕されていましたが、修繕されていない古い部材が残る箇所には蟻害の痕跡が多く確認されました。
対して方丈は無筋の布基礎で出来ており、換気口周辺にクラックが散見されたほか、高低差のある敷地で、低い地盤側へ傾くことで生じたと思われる大きなクラックも見つかりました。

(左)庫裏 外部:木部の雨染み    (右)方丈 外部:外壁のサビ

劣化調査:建物の劣化状況を目視にて確認します。風雨に晒されおこる経年劣化が全体的に見られました。また、土壁の剥離や板金のサビなど、雨水が内部に侵入し躯体の腐朽要因となる劣化も見られました。

(上)庫裏:食堂の小屋組

 

 

 

(左)方丈: 2階小屋組   (右)方丈: 2階床調査の様子

 

小屋裏調査:庫裏の小屋組みは30㎝前後の丸太梁が掛けられており、小屋裏空間も広く、架構の確認が容易に行えました。ススで黒くなった梁には腐朽は確認されず、含水率も10%前後で安定していました。方丈の小屋組みや2階床梁は角材を用いた架構で、天井板を外した場所からの目視となりました。水染みなどが確認されたものの腐朽は確認されませんでした。

 

最後には全員で掃除をし、調査で生じたゴミや埃を残さないようにします。
二日にわたる調査も無事に終え、成果物(野帳)を住宅医山田さんへお渡し終了しました。
今回の調査では報告書の作成は行わず、野帳を基に実務でそのまま活用いただきます。
調査にご協力いただきました皆様ありがとうございました。
Ms 戎野