投稿日:2015年05月11日

住宅医コラム 意見交換2015-54


妻にとっての定年リフォーム
宝塚Iさんの場合 ~ その5
 住まいの診断レポート提出、そして改修の提案です。

三澤文子(MSD)

 

2013年10月23日に詳細調査を行って、およそ1か月。 I邸担当のMSD日野君が住まいの診断レポートをまとめています。レポートの取りまとめ役は今回4回目の日野君。仕事もかなり手際よくなっています。今回は、調査診断レポートの提出説明のあと、改修案のプレゼンテーションも行うので、診断レポートの準備とともに、改修の提案の準備もしなければなりません。首を長くして待っている Iさんのことを思うと、なるべく早く!という思いです。そこで、プレゼンの日、つまり診断レポートの説明・提出の日を2013年12月13日に決め、 Iさんにお電話でお伝えしました。

さあ、12/13に向けてスパート!ですが、診断レポートの精度を上げるための大切な作業があります。それが「プレビュー」

プレビューとは、おおよそ出来上がった住まいの診断レポートを、調査参加者に再度集まってもらい、お披露目をして意見を聞くこと。調査現場で直接調査した調査員のほうが、とりまとめをしている担当者よりも、正しい事実を把握していることがあるため、レポートの分析や表現などにダメ出しをしてもらう。といった主旨なのです。

プレビューは、2013年12月6日にMSD事務所(MOKSOHO)で行われました。

 

①  ②

プレビューがはじまりました                 終盤にさしかかり、すでにテーブルにはワインが・・・

 

平日の夜なので、調査員皆さんが参加はできませんが、万障繰り合わせて来てくださった方々有難うございました!

ということで、2時間のプレビューのあとは、軽食会(ワイン+パン+etc)で盛り上がります。調査を肴に盛り上がるのですから、ある意味、オタクなのでしょうか!?

 

さて、12/13、プレゼンの日がやってきました。

Iさんご夫妻をMSD事務所にお迎えし、まずは住まいの診断レポートの説明です。

打ち合わせスペースには、大きなモニターがあるので、報告書のページを大写しにして説明します。床下や小屋裏の写真がくっきりはっきり見えるので、お二人は集中して聞いてくださっています。

③

床下、小屋裏については、ほとんどの依頼者の方が初めて見る。といった表情をします。 Iさんご夫妻もしかり、ご自分の家のことですから、本当に真剣な表情で1時間30分という長い説明をしっかり聞いてくださいました。

④  ppt1

分厚い報告書は、6つの性能項目<①劣化対策 ②耐震性能 ③温熱性能 ④省エネ ⑤バリアフリー ⑥火災時の安全性。 ただし、Ver2014以降は③温熱・省エネ ④維持管理 となった。>で評価するのですが、もっとも盛り上がったのが、③温熱性能でした。お二人とも「これを何とかしなければ。」という意見は一緒なのですが、ご主人のほうがその思いが強いらしく、「耐震よりも何よりも、とにかく、冬が暖かい家にしてほしい!」と切望されます。 Iさんは、そんなご主人を横目で見ながら「とにかく寒がりで困るんです。私がちょうどいい。と思っても『寒い、寒い、』といってストーブをガンガンにつけて。。。」と、お二人の温度感覚は少し違う感じです。なにはともあれ、「ストーブをザルのように無駄に使うことのない家にしましょう!」とかけ声をあげて、これら現状の性能を上げていく改修計画を説明していくことにしました。

 

写真⑤  写真⑥

改修案の説明では、A3で、4枚程度の、プレゼンシートを作成します。文章は解りやすく、各性能をどのように上げていくかが記述されています。

 

12月13日に提出した成果物は以下の通りです。

◆I邸住まいの診断レポート(A4版一冊)

◆I邸改修の提案(プレゼンシート A3 4枚)

◆平面。配置図(1/50、A3)

◆概算予算書(A4)

◆スケジュール表(A4)

PDF②-I邸-スケジュール_01

今後は提出したスケジュール表に沿って、設計が進んでいくことになります。

 

 

つづく