投稿日:2015年03月11日

住宅医スクール2015募集開始のお知らせ


既存住宅の調査診断・リフォームの専門的な知識と実経験を学べる講座、

住宅医スクール2015の募集のお知らせです。

今年も昨年同様、東京会場、大阪会場、浜松会場(今年で最後)の3会場で行います。

また、来年に予定している九州会場(熊本)、広島会場の事前講座として、

2015住宅医プレスクール九州、2015住宅医プレスクール広島 も開校します。(ページ作成中)

いずれも先着順になりますので、どうぞお早めにお申込み下さい。

住宅医スクール2015の詳細はこちらをご参照下さい。 

では、お申込みお問い合わせお待ちしております。

 

スクール東京2015 会場:JR水道橋駅徒歩1分

第1回  6月4日(木)

第2回 7月2日(木)

第3回 8月6日(木)

第4回 9月3日(木)

第5回 10月15日(木)※予定

第6回 11月5日(木)

第7回 12月3日(木)

第8回 2016年2月4日(木)

スクール大阪2015 会場:京阪本線天満橋駅徒歩10分

第1回  6月27日(土)

第2回 7月18日(土)

第3回 8月29日(土)

第4回 9月26日(土)

第5回 10月31日(土)

第6回 11月28日(土)

第7回 2016年1月23日(土)

第8回 2016年2月20日(土)

スクール浜松2015 会場:JR浜松駅徒歩7分

第1回  6月18日(木)

第2回 7月16日(木)

第3回 8月20日(木)

第4回 9月17日(木)

第5回 10月22日(木)

第6回 11月26日(木)

第7回 2016年1月28日(木)

第8回 2016年2月25日(木)

 

プレスクール九州2015 会場:JR熊本駅直結

第1回  6月24・25日(水・木)

第2回 10月29日(水)

第3回 2016年2月18日(木)

 

プレスクール広島2015 会場:広島電鉄:「袋町」電停から徒歩約3分

第1回  7月22日(水)

第2回 12月9日(水)

第3回 2016年3月2日(木)

投稿日:2015年03月10日

能登半島から築150年の土蔵の譲渡のお知らせ


メーリングリストから、能登半島輪島の土蔵の譲渡の話しが入ってきていますので、ここでご紹介いたします。

興味ある方は、直接ご連絡をお願いします。

——

以下、転記

 

能登三井の萩野紀一郎です。

この3月で能登半島地震から8年、東日本大震災から4年を迎えます。
能登では、地震後のあわただしい修理や解体の嵐が3~4年で過ぎ去り、
表面的には震災の記憶が風化しつつありますが、
まだまだ震災の尾を引いてる問題が残っています。
今日、メールさせていただいたのは、そのひとつです。

実は、輪島市門前町黒島地区にある土蔵、
何度も解体撤去の危機を乗り越えのですが、
ついに現地での再生はあきらめられてしまいました。、

傷んでいるところはありますが、きちんと修復すれば十分まだ再生可能です。
是非、どこか別の場所で、新たな形で活用していただけないでしょうか?

建物の写真や簡単な図面は添付の通りです。
建坪3間×5間の15坪で、2階もあわせれば30坪です。
土蔵として再生することも可能ですが、より簡単に倉庫としても活用可能です。
また、住宅や店舗、その他の用途としても転用できますし、
古材として部分的に活用することも可能です。

解体費用と諸経費、運搬費をご負担いただければ、
建物本体については、特に費用は必要ありません。
新たな場所での建て方や建設費は別途かかります。

解体費用ですが、再利用を前提とする場合は手で壊すので、
諸費用込で、おおよそ300万ほどかと思いますが、
これは、土や雑材の撤去・搬出をどのように行うかによって大きく変動します。
これらの作業を、できるだけワークショップやボランティアなどでやると、
もちろんそれらの運営費や時間と労力はかかりますが、
費用は抑えることができます。

私が保存を勧めた経緯もあり、所有者や地域の方から責任を問われており
何としても、いい解決方法を早急に見出す必要があります。
そのためにも、少しでも情報を広くお知らせしたいので、
このメールと添付資料は、関心のありそうな知り合いの方々に、大いに転送や配布してください。
なお、現在このような形で、移築して再利用される方を広く探してますが、
もし時間がかかりそうな場合は、せめて手で解体して、材料を保管できるように、
寄付やクラウドファウンディングなどによる資金集めも検討中です。

是非、みなさまからのお問い合わせ、アドヴァイスお寄せください。

030315 土蔵をどうぞ


萩野 紀一郎
萩野アトリエ / まるやま組
Kiichiro (Kibo) Hagino
Hagino Atelier / Maruyama-gumi
atelier: 0768-26-1666
facsimile: 0768-26-1665
kbhagino@gmail.com
http://maruyamagumi.blog102.fc2.com/

投稿日:2015年03月09日

住宅医コラム 意見交換2015-52


妻にとっての定年リフォーム
宝塚Iさんの場合 ~ その3
 初めての訪問。事前調査の日

三澤文子(MSD)

 

2013年9月17日、事前調査に訪れた Iさんのお宅がある宝塚市。成熟した住宅地という印象の周辺は、各敷地面積が90坪~100坪程度、建蔽率60%で、緑もありつつ、適度に密集していながら落ち着きもある。そんな住宅地の中で Iさんのお宅を見つけたが、まずは隣の家が目を引いた。(後から伺えば建築家 出江寛氏設計の住宅であった。)

 

picture1 出江寛氏設計の住宅

 

picture2 調査依頼のあった Iさんのお宅の内部

Iさんは、外に出て待っていてくださり、ご主人が玄関で出迎えてくださった。そこから室内に入りながら、思わず「いい感じだな~。」と口に出してしまった。よく言う1950年台モダン住宅にある渋いデザインの空間が目に入ってきたのだ。それは、どこか懐かしく落ち着きのある「おへや」。そう、あの時代に舞い戻ったような不思議な感覚になったのだった。

 

 

3 「問診票」

さて、事前調査では、まず聞き取り調査から始める。持参した「問診票」に沿って、建物の履歴を伺う。そもそもご主人の会社の社宅であったこの住宅を買い取り、持家にしたのが2008年、いつかリフォームを。という思いから、ほとんど手は入れていないそうだ。それにしても、いつもこの聞き取り調査で思うのが、<いつ>、どのようなリフォームを行ったのかということの <いつ> を思い出すことが、なかなか難しい、ということ。それは、自分が同じように思い出そうとして、なかなかはっきり答えられないことからも解るのだが、聞き取りでの質問のしかたを、「お子さんがいくつの時にそれをしたのか?」といった聞き方をすると、<いつ>が 解ることが多い。Iさんも、「娘が高校入学のときに関西に引っ越してきて、ということは1994年で、次の年に震災にあって、」と、すらすら語っていた。

 

4 浴室は木製シングルガラスの建具

項目に沿った聞き取りでのやりとりのなか、とにかく印象に残ったのが、ご主人の言われた「冬になると、毎日のお風呂は決死の覚悟ですよ。今年の冬も越せるかどうか…。」という発言。ご主人の身内には循環器系の疾患でお亡くなりになっている方がいて、そのことから、かなり心配しているからだそうだ。ユーモアを交えた口調ながら、隙間風の入る浴室は外気とほぼ変わらない印象で、その眼は真実味を帯びていた。

 

 

tatekata

大工さんがヘルメットをかぶっている。先進的だ。

 

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左手が大工さん、右手が1級建築士さんか?それにしてもカッコイイ!

 

幸い、図面があったので、全ての部屋と外部をひと廻りしての写真撮影を行い、事前調査はほどなく終わったが、帰り際に Iさんが探し出して見せてくれた建設当時の施工写真に、思わず目を見張った。昭和37年当時、オシャレでイケメン青年大工たちが建て方をしている様子。図面には1級建築士の登録番号も記されていた。

 

5

1級建築士の登録番号は19000台。私は190000台。桁が違います。

 

これらの事前調査で28坪ほどの平屋木造住宅の全体をざっくり把握することができた。これをもとに、詳細調査について調査計画を立てることができるし、Iさんにお渡しする、「詳細調査見積書」を作成できる。詳細調査の日程を2013年10月23日と決めて、Iさんのお宅を後にした。

(つづく)