投稿日:2014年12月22日

年末年始の休業のお知らせ


誠に勝手ながら当協会の事務局は、年末年始下記の通り休業いたします。
年末年始休業期間:12月27日(土)~1月5日(月)
なお、1月6日(火)より通常通り営業いたします。
お問い合わせについては順次ご返信差し上げます。

 

 

投稿日:2014年12月10日

住宅医スクール2014 大阪 第6回のご報告


11月22日(土)住宅医住宅医スクール2014大阪、第6回が開催されました。

 

第6回は「温熱環境の改善と対策-1,2,3」という3つの講義、
および特別講義として「温熱・省エネ改修の実践」というタイトルで省エネをテーマにお話をいただきました。
講義の後には懇親会が開かれ意見交流の場となりました。
昨年度からの継続受講生や修了生も合わせて、37名が参加しました。

 

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第1講義・第2講義「温熱環境の改善と対策-1・2」~温熱・結露診断手法1・2~
辻充孝氏/森林文化アカデミー准教授

 

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断熱改修等、改修時に温熱の話は欠かせません。2講義連続で、温熱環境を改善するために必要な温熱の基本を、分かりやすい図を使って、解説していただきました。1講義目では、熱の動きや結露のメカニズム等、知らなかったでは済まされない大変重要なお話を聞かせていただきました。2講義目では、具体的な計算方法も解説していただきました。
宿題を提出すると辻先生の最新の温熱計算ソフトを入手できます。
講義に出席いただいた皆様、ぜひ宿題を提出し、講義の内容を実践に生かしていただけたらと思います。

 

第3講義「温熱環境の改善と対策-3」~住宅の温熱・省エネ改修の基礎~
三浦尚志氏/国土技術政策総合研究所住宅研究部住環境計画研究室主任研究官

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3講義目は三浦氏より住宅の温熱・省エネ改修方法の基礎と題して御講義をいただきました。
試験データや研究データ等を踏まえた改修方法等ご紹介いただき、大変参考になる講義となりました。

 

第4講義「自立循環型住宅~改修住宅版のあらまし」
三浦尚志氏/国土技術政策総合研究所住宅研究部住環境計画研究室主任研究官

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自立循環型住宅の改修版の新版作成にあたり、現在の方向性や最新情報を教えていただきました。
住宅の改修が増えてくるのと共に改修方法や断熱性能の重要性等貴重な講義をいただきました。

 

以上4講義の後は、懇親会が開催され、温熱・省エネに関する意見が飛び交う充実した時間となりました。

 

単発の受講も可能ですので、ご希望の際はお気軽に事務局までご連絡下さい。

(関西事務局 佐治)

投稿日:2014年12月10日

住宅医コラム 意見交換2014-48


「家を見守る」ということ~ポジティブなメンテナンスのしくみをつくる。
三澤文子(MSD)

 

11月28日~29日、広島で開催された自立循環型住宅研究会フォーラム(通称:自立研フォーラム)に参加しました。私が主宰するMSDからは、私を含め3名が発表。

 

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写真はMSD佐治さんの発表風景ですが、発表後は、発表した題材それぞれに対し5~6人の参加者で、ワークショップが行わるというスタイルです。

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発表するためには、引き渡した後の、すでに住まい手が暮らし始めて数年間、暮らしの状況を聞き取りしたり、冬期、夏期に温湿度の測定を行うなど、室内の快適性を、住まい手と一緒になって、探究する姿勢が必要になります。

 

そして、引き渡しから最低1年ほどたって、その結果をまとめて、分析し、この自立研フォーラムという場で発表。すなわち『まな板に載せる』ことができます。これは設計した私たちの設計力の向上につながることは、もちろんのこと、その準備をするために、まめに住まい手さんへ様子をうかがい、時には訪問したり、連絡を取り合う友好関係が必要になります。これは、かなり有効なメンテナンスになると言っていいと思うのです。

 

得てして、設計事務所のメンテナンスというと、住まい手さんから電話がかかってきて、「雨が漏った」「建具が重すぎる」「羽蟻がでた」など、ある意味苦情的なことに対応することになります。そのために、何か、ネガティブな仕事にとらえがちです。

 

先駆的な工務店さんは、定期点検のシステムをつくり、苦情を言われる前に、その予防対策を実践しています。ただ、「設計事務所のメンテナンスとは?」と考えると、その方法は工務店さんにお願いし、もっと「プロとしての相談役」の役割があるのではないかの思うのです。

 

そう。ここで住宅医の登場です。病気になる前の予防をするように、また、かかりつけの医者のように、気軽に相談できる住宅医としてのメンテナンス。
特に大改修をしたあとの状況を見守ることは重要で、ただ、「見守る」と言っても、見守るシステムをつくらないと、言うだけに終わってしまします。その「見守るシステム」になんと この自立研フォーラムでの発表が欠かせないという訳なのです。

 

MSDでは、現在 温湿度計が11個あります。温湿度計を初めて購入したのは、いまから7年ほど前だったでしょうか。当初2台だけで始めた計測。今思えば、しっかりした計測もできませんでしたが、それら経験を積んで、現在は冬期になると計測スケジュールを組み、数件の住宅の計測を実施しています。

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それが普通になってきているのも、引き渡したあとの、住まいの様子を把握することが必然になっているから。具体的に言えば、それらをまとめて、人前で発表しなければならないから。という理由なのです。今や、住まい手さんにも、「自立研で発表する。」ということを告げ、住まい手さんの代弁者となって参加する。と言った意識になっています。

 

「見守るシステム」を持つメンテナンスは、決してネガティブでなく、かなりポジティブです。このように、やる気の湧く「ポジティブメンテナンス」のシステムを、みなさんも実行してみてはいかがでしょうか。