投稿日:2014年07月08日

住宅医スクール2014 浜松 第1回のご報告


住宅医スクール2014 浜松 第1回のご報告 7月3日(木)、2014年度の住宅医スクール浜松が開校しました。

浜松では初めての開催となりましたが、新規に30名の受講生が集まり、他地域での昨年度以前の継続受講生や修了生も合わせて、32名が参加しました。

初回となる第1回目は「木造建築病理学の必要性」、「建物調査と報告書の作成」、「木造建築病理学の実践」という3つの概要講義、

及び特別講義として「住宅改修事例を語る」というテーマのもと、住宅改修事例について奈良の町屋改修を例にお話を頂きました。  

講義の後は講師陣と受講生との懇親会が行われ、これからの住宅医について語り合う充実した時間となりました。

住宅医スクール報告書(第1回・浜松)-1026

 

第1講義「木造建築病理学の必要性」 三澤 文子 氏/京都造形芸術大学教授・MSD主宰

住宅医スクール報告書(第1回・浜松)-347

第1講義は、住宅医協会理事の三澤氏より、「木造建築病理学の背景と取組」として、既存住宅を取り巻く現状から岐阜県立森林文化アカデミーの木造建築病理学講座、

住宅医ネットワークで継続して採択された長期優良住宅先導事業(既存ドックシステム)の概要や実際に取り組んだ改修事例の詳細、改修工事の留意点や費用、

これからの住宅医の可能性などについて、歯切れの良いわかりやすい講義が行われました。

住宅医スクール報告書(第1回・浜松)-582

第2講義「建物調査と報告書の作成」 滝口 泰弘 氏/NPO法人WOOD AC理事

第2講義は、同じく住宅医協会理事の滝口氏より、「既存ドックシステムによる建物調査と報告書(住まいの診断レポート)」の概要として、住宅に関する既住の調査診断との比較から、

既存ドックシステムで採用している診断項目やレベルの設定、建物調査のポイント、受講生や住宅医スクールOB生参加による実際の調査診断の流れ、費用等について、講義が行われました。

これから始まる性能向上リフォームの可能性を強く感じ、これに向けて行動するべきとの講義が行われました。

住宅医スクール報告書(第1回・浜松)-846

第3講義「木造病理学の実践」 豊田 保之 氏/トヨダヤスシ建築設計事務所代表

第3講義は、同じく住宅医協会理事の豊田氏より、既存ドックシステムを用いて取り組んだ実際の改修事例について、

調査診断から改修設計、工事監理という実務の一通りの流れや各種性能をどのように向上させたかという詳細な手法、

既存住宅の改修工事でポイントとなる各種留意点や使える建材、納まり、また改修後の実測調査などについて、さまざまな事例をもとに講義が行われました。

住宅医スクール報告書(第1回・浜松)-1072

第4講義 「住宅改修事例を語る-①」 藤岡 龍介 氏/藤岡龍介+藤岡建築研究所主宰

第4講義は、「地域の暮らし再生~改修。奈良町宿」と題して、住宅改修事例について、藤岡龍介+藤岡建築研究室の藤岡氏にお話をいただきました。

奈良の 廃墟に近い町家について、町家の価値を多くの方に伝えるために、実際に暮らすように泊まってもらう宿の構築を目指し、粘り強く改修を行い、

町家を用いての宿泊施設を完成させた藤岡氏の力強く、前向きさや、熱意を感じる講義が行われました。

以上で講義は終了し、その後の懇親会において講師陣と受講生の間で親睦を深めました。

浜松初開催の第1回目のスクールにつきまして関係者皆様のおかげをもちまして、無事開催することが出来ました。

今後もどうぞよろしくお願い致します。

(浜松事務局 齋藤)