投稿日:2013年11月19日

住宅医コラム 意見交換2013-42


我が家の温熱改修~四季のある日本の魅力
三澤文子(MSD)

11月に入り、秋も深まってきました。今週は、北風が寒さを運んできて、12月並の気温になるとか。これからやってくる、冬の寒さの準備をしておかなければなりません。
今年1年かけて行った、我が家の温熱改修の成果が、どのように発揮されるのか、この冬は、観察・分析をしていくことになります。それもなかなか楽しみなことです。

さて、去る11月4日に、娘の婚約者とご両親が、我が家へ。いわゆる「両家顔合わせ」というものです。最近は「結納」といった型苦しい儀式ではなく、両家両親と本人同士が、お食事をする。といった略式の儀式を「両家顔合わせ」と言うようです。
その日は、まず我が家にお越しいただいたうえで、お食事をする料亭に向かうという段取りでした。その日のために、滑り込みセーフ、11月2日に作庭した庭です。千里ニュータウンの壁面後退の規制によって生まれた隣家との隙間空間が、この庭。窓の内法は1500mm程度に抑えているので、庭だけに目が行きます。

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このアングルは、我が家のリビングダイニングに入った瞬間見えるシーン。第一印象です。
両引き分けのガラス框戸は、隠し框のおさまりになっていて、ガラスさえ無いように感じます。この引き分け戸も、今回ペアーガラスに変えたので、見込も33㎜から45㎜と厚くなっています。

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寒さ対策は、それだけではなく、そのガラス框戸の内側に、ハニカムサーモスクリーンを取り付けたこと。昨年くらいから、開口部の室内側には、このハニカムサーモスクリーンを採用するようになったのですが、その断熱効果はなかなかのものらしく、住まい手のみなさんからとても好評です。見え方も、和紙風の柔らかさがあり、好ましいものです。

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今回採用のハニカムサーモスクリーンは、ダブルタイプで、このような断面。空気層ができていて、暖かくなる仕組みがわかります。


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南に取り付いていたガラス開き戸は、ペアーガラスのFIXに変更。ここ20年間、全く開けたことのない出入口だったので、何ら問題ありません。
今回取り付けたハニカムサーモスクリーンは、開け閉めが上の右手の写真のように、下のバーを持って引っ張るタイプ。開けるときは、上に押し、持ち上げます。

ファイル 295-6.jpg

お客様をもてなすこのリビングダイニングからつながる小さな庭は、季節を感じさせる、かけがえのないもの。南天やサンシュユの葉も色づいています。 
アフリカで2年間暮らしたというSさんが、「四季のなく、年中20℃の快適な国で暮らして思ったことは、四季のある日本がいかに素敵だということ。冬の寒ささえ恋しかった。」 と。 離れてみて、初めてわかる日本の魅力に、気づかされたそうです。
四季のある日本の寒さを、楽しめるように、この冬を乗り切りたいものです。